中国 旅行 北京・蘇州・南京

2024年の9月頃に中国に5泊の旅行をしたのでそのことについて記す。

天安門

とにかく大きかった。平日であってもありえないほど人がいる。
天安門の前の通りは、北京のメイン通りで、片側6車線ある広い道を自転車で爽快に駆け抜けることができる。
因みに中国のレンタル自転車は街のどんなところであっても返却することができる。(30分で100円もかからないくらいの費用)
この門の奥に故宮があり、門の上で毛沢東が中華民国の建国宣言をしたとされている。

総じて、中国では外国人の観光客は比率的にそこまで多いわけでなく、中国の地方からの観光客がとにかく多い。(どの観光地も1週間前くらいから予約してないと入れないことが多い。)

北京大・清華大

中国を代表する2つの大学。
北京大は文系が強く、清華大は理系が強いらしい。
世界大学ランキング10位台だが、あのランキング自体にかなりプロパガンダがあると思う。
(個人的には、入る難易度・研究内容は世界トップじゃないかなとおもう。)

敷地もかなり広い。1枚目の写真で見られるような、北京大学正門の先の柳の木と橋が、中国の歴史的な衣装を身にまとった文化人が闊歩している様子を連想させた。

中学・高校ともに部活の文化がなく、かつ恋愛も禁止されているような環境下での、1学年約1000万人のトップだけが入れる名門中の名門。それぞれの正門は写真ではわからないような荘厳な様子だった。

万里の長城

北方騎馬民族の侵略を防いだとされる万里の長城。北京地域において最も標高が高い1000メートルほどのところを登った。

入ってすぐ、北に行くか南に行くかを選べる。
北は、教科書によく使われる道であり、南はその道を眺められるようなコースである。
今回は北を歩いた。

とにかく坂の勾配がすごい。立ち止まって力を抜いていると後ろに倒れそうなくらいの傾斜だった。また、場所によってはサイドの石壁の高さがかなり低いので結構危ないように感じた。万里の長城の防衛施設としての評価はそこまで高くないと言われているが、素人目から見るとどのようにしてこれを乗り越えることができるんだろうと思った。

天壇公園

中国明の皇帝が天に祈るために建設した施設。
直径や高さなどは、陰陽説で縁起の良いとされる数字になるように調整しているらしい。

北京は、紫禁城(故宮)、天安門、そしてこの天壇公園の3つがかなり有名なスポット。
中国語に加えて英語での解説も書いてあったが、「天」を「heaven」と表現していて、翻訳言語としての英語の不十分さを感じた。(英語って、議論に関する単語は多いけど、情景とか気持ちを表す単語が非常に少ないよね。)

中国、特に北京はかなり空気が乾燥していてカラッとしてて涼しいけど、筆者はずっと喉を壊していたから、そういうケアは必要かも。

南京大虐殺記念館

南京では、この博物館に行った。
中は広く、しっかりと見たら2時間はかかりそう。

日本軍による蛮行を示すような資料が主に提示されている。当時の日本の新聞や日本軍の日記も見られた。場所的に反日感情が高まりそうだと考えて、筆者一行は館内では英語で会話するようにした。

日本軍は、日露戦争、第一次世界大戦において無駄な殺戮などの悪行が少なかったことは国際的に広く認められている一方で、日中戦争での関東軍は軍紀が乱れていたことされている。
一つの要素として、当時上海攻略までしか想定していなかった師団が突如南京まで進軍することとなったために、必要とされる物資などを大方略奪等によって得る必要があったことがあるとされる。

30万という数字の妥当性は議論しないとして、相手国軍隊外への略奪・殺戮などの蛮行が会ったことは事実であり、日本人として考えるものが多くあった。

館内最後の文言で「歴史は残すが、憎しみは残さない」という言葉が印象的だった。

山塘街

東洋のベニス、山塘街。太宗と楊貴妃の関係を綴った「長恨歌」の作者である白居易が蘇州の役人であったときに作ったらしい。

めちゃくちゃキレイだったし、かなり賑わっていた。
1000年以上前の時代に生まれ変わるなら、唐の時代の蘇州だなと思った。

衣装の貸出やカメラマンによる撮影のサービスが多くあって、北京に比べてお洒落で可愛い女性が多い。(中国の美人は総じて気が強そう。)
中国では、かなりカップルが少ないなと感じていたが、ここでは手を繋いでいる男女が多く、
こういうところにデートで行けたら楽しいだろうなと感じた。

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